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王様のブランチ ビオレタ 寺地はるな [王様のブランチ]

穂村弘さんのにょにょにょっ記とか、
西加奈子さんのまにまにとか、
今回はリフレインしてるタイトルの本が目立ちました。



にょにょにょっ記


まにまに



そして

今日の特集は、新人賞を受賞した2つの作品でした。



1つめは第6回野性時代フロンティア文学賞を受賞した、
阿川せんりさんの「厭世マニュアル」。


選考委員の森見先生が3会読んでも3んかいとも面白かったのは
才能があるからと言わしめた作品。


マスクを外せず他人との交流を

「まじめに生きる気がないからマスクなんかしてるんだろう」という先輩の言葉に、
周りの人と向かい合うことを選んだ主人公。

この言葉かなりリスキーですよね。
取り返しの付かないくらい落ちてくことだってあり得たはずだから。



厭世マニュアル


そしてもう1つは、

ポプラ社新人小説賞を受賞した、
寺地はるなさんのビオレタ。


ビオレタ (一般書)


結婚するために会社もやめていた妙は
婚約者から一方的に結婚を破棄され
道端で泣き崩れる。

それが惨めったらしいと
襟首掴んで連れて行ったのが
ビオレタという雑貨屋さんの店主の北村菫。

店主の菫もかなり個性的だけど、
そのビオレタというお店も
現実にはありそうもないお店。


思い出の品や記憶を弔うための棺桶という箱を売っている。

棺桶は行き場のない感情を収めるものなのです。


どうしても処理できない感情は、
そうやって埋めるというよりも
植えるという感覚で、然るべき場所に
その感情を埋葬してあげることで、気持ちに変化が生じる。

作者の寺地はるなさんは、
そんな願いを作品に込めたそうです。

そのお店での出会いをきっかけに
何事にも後ろ向きだった妙が
自分の足で歩き始める。


「いつも心に棺桶を」

これがビオレタから選んだマコト先生の言葉でした。


「いつも心に太陽を」
の対極にあるような言葉ですね^^


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